京都で古書店巡り

週末、恋人(id:tencube)と京都で古書店巡りをしてきました。

夜行バスで京都駅に到着したのは5時30頃…当然どこのお店も開店前で漫画喫茶も満室。
難民状態でナカヤマカフェの開店を待ってようやくモーニングセットにありつけました。

http://r.tabelog.com/kyoto/A2601/A260101/26009687/dtlrvwlst/1732478/










ひとしきりぐだぐだしたあと、市バスの一日乗車券を購入して出発です。
500円で市バスが一日乗り放題なので移動手段を市バスに限定すればかなりお得。



あっというまにお昼になり、
京都市役所ちかくのシナモ ワイン食堂でランチです。
お店の雰囲気もステキだしお料理も美味しい。
そしてここでワインを飲み過ぎて昼間からふたりの酔っぱらいができあがりました。
古書店めぐりしにきたのに大丈夫でしょうか。

シナモ (sinamo) - 河原町/ピザ [食べログ]








シナモの近くにあった、古書 尚学堂書店に立ち寄りました。
京都に到着して最初に訪れた古書店でしたが写真を取り忘れました。
http://syowavoxx.web.fc2.com/kyoto/kyoto-shi/shogakudo/



次に訪れた中井書房
ここでステキな古書と出会いさっそく購入しました。もう一冊買うかどうか悩んでいた本も恋人が買ってくれて計二冊購入したことに。おまけに店主の方に細見美術館の招待券をいただいてしまいました。ありがたやありがたや。
Google マップ







あと中井書房のならびにある水明洞さんにも行きました。
Google マップ





この日はとってもいいお天気でした。
鴨川でのんびりすごしている人がたくさんいました。





















そして京都大学へ。
立て看板の多さに驚きでした。学生の活動がさかんで、エネルギーを感じました。







京都大学id:thinkeroid さんとひとしきりお話しして、そのときに教えていただいたガケ書房へ。古書店というよりはセレクトショップのような本屋さんでした。おしゃれな本がいっぱい。絵本作家さんの少部数発行の手作り本なんかも置いていて、とても楽しい品揃えでした。恋人は「おしゃれで気どってる感じが好かん」と言っておりました。わたしはイラストレーションの本を購入。
ガケ書房インパクトのある車の看板が目印です。
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/





再び京都大学へ。偶然にも国立大学最古の寮 吉田寮にて”ほぼ100周年祭”が開催されていて覗かせていただきました。吉田寮のみなさん、ほんとうに楽しそうに学生生活を送ってました。羨ましい!
国立大学最古の寮、昭和レトロな京都大学「吉田寮」 : カラパイア
http://www.cnngo.com/ja/tokyo/sleep/922222
やったね!吉田寮ほぼ100周年祭 (2011年)






そしてその日の〆は日本酒バーたかはしへ。

ご主人おすすめの美味しい日本酒がいただけます。
オーダーしたセロリがとても美味しくてご主人に味付けを尋ねてみると…酢醤油にミリンをすこし加えたものに漬け込むだけ、ただし高級なお醤油と酢とミリンにかぎる!と教えていただきました。
ご主人とカウンター越しに会話を楽しみながらしみじみと名酒を味わう、京都の夜を満喫しました。

たかはし - 四条/バー [食べログ]









■京都二日目


レストラン菊水でモーニングを食べながら今日のスケジュール決めです。
菊水 (キクスイ) - 祇園四条/洋食 [食べログ]



いったん京都駅のコインロッカーに荷物を預けることに。
その後八坂神社へお参りにいったり、円山公園で甘酒をのんだりゆる〜〜くすごす。
こういうのんびりとした時間をすごすのが好きです。







お腹がすいたのでやぐ羅本店で京蕎麦をいただきました。
修学旅行生のお客さん達がにぎにぎ楽しそうで大変微笑ましかった。
あとから知ったのですが、ここは杉本彩カレーうどんをオススメする有名店だったらしいです。
やぐ羅 本店 (やぐら) - 祇園四条/そば [食べログ]












程よくおなかいっぱいになったあと
中井書房の店主の方にいただいた招待券を持って細見美術館へ。

伊藤若冲水墨画が観れたのでとてもラッキーでした。
筆遣いが生き生きとしていて観ていて楽しい。
京都 細見美術館 The Hosomi Museum Kyoto










市バスに乗って移動中、偶然見つけた私設図書館という謎の図書館。気になったのでバスを銀閣寺道停留所で下車して覗いてみることに。
本も借りることができますが、学習室としての機能のほうが強いようです。
レトロな建物に人がぎっしりいて、みなさん勉強にいそしんでいました。満室だったので建物の中をぐるりと見学させていただきました。この環境なら勉強に集中できて捗りそうです。

http://homepage2.nifty.com/shisetsu/











[ 左 ]私設図書館近くにあった古書 善行堂
本棚が新しくてきれいなお店でした。
古書善行堂


[ 右 ]京都大学の前にある吉岡書店
学生さんらしきお客さんがちらほら。
別館のほうには昔のガロとかが置いてあって面白かった。
http://www3.ocn.ne.jp/~yoshioka/




抹茶パフェで休憩をはさみつつ最後に訪れたのはアスタルテ書房
このお店は見つけるのにとても苦労しました。なにせ、看板もでていません。住宅用のマンションの中にあります。苦労して辿り着いてお店に一歩踏み入れたときの不思議な感動があります。
このお店の本が一冊買い取られたら空間バランスが崩れてしまわないだろうか、と思うほど。本を愛する人の書斎にお邪魔したような感じでした。

写真は店主の許可を得て特別に一枚だけ撮らせていただいたものです。

サービス終了のお知らせ









いろいろ観てまわっているうちにすっかり日も暮れてしまいました。
晩ご飯はホルモン千葉へ。千葉のコースをオーダー。ここは本当におなかいっぱい美味しいものが食べられました。ハツ刺しでスタートしコク塩・黒ダレの味でいろんな部位が味わえます。最後の焼うどんで満腹感&満足感MAXを越えました。
予想外にお酒が進んでしまうのでお財布に現金をいれてお店に行きましょう。
ホルモン千葉 (ホルモンチバ) - 祇園四条/ホルモン [食べログ]



今回訪れた飲食店(シナモ ワイン食堂 、日本酒バーたかはし、ホルモン千葉)は関西の友人のデザイナー @okudamasayuki 氏に教えていただきました。ありがとうございました。さすが兄さんのオススメ店は最高だたよ!


お腹もいっぱいになったしあとは帰るだけです。その前にお風呂でさっぱりしたい!ということで銭湯にいくことに。京都駅から徒歩五分ほどにある大正湯という銭湯に行きました。
ここはフツーに地元のおばちゃんとかがお風呂に入りにきているので、最後まで京都らしさを満喫できます。おばちゃん達は脱衣所で30分近く世間話をしていました。
Google マップ



こうしてくたくたになりながらも
楽しい二日間の京都旅行は幕を閉じたのでした。
















あー楽しかった♪

昨夜,Twitter上でのiflancyさんの話が興味深かったのでメモ。

彼女の話をきいて、いろいろと考えたことをメモ。主に自分への解釈を補うために書くので少々断片的に。(彼女の頭の回転がはやすぎて私の理解がついていけてないことが実に悔やまれる)
まとめはこちら。

やりとりは、大学卒業後のアーティストへの助成制度はあるの?という話からはじまり→なんだかんだコネで状況はセッティングされていく→政治力がない人間は詰みますね という流れ。
私自身大学卒業後は仕事に追われて,自分の作品をつくるどころではなくなってしまった。学生という免罪符を剥奪され、これまでとはちがう関係性を築くことを社会組織に強要されたとまどいは辛い思い出として残っている。
美大を卒業したら自動的に有名になれる」と思っていた友人はけっこう沢山いたらしく、ひょっとしたらわたしもそのうちの一人だったのかもしれない。(そもそもなぜ「世に出たい」と自分が思うのかという自分の根本的な承認欲求に気づきそこからいろいろ考えはじめるきっかけにはなったが…)
現実はクリスピードーナツみたいに甘くない。

@crosse だからわたしは生きられない.今のシステムの中ではわたしは生き残ることができない.小さすぎる事象は末端に到達する前に淘汰されるから.そもそも文系的なフィールドで言う「よい/わるい」は権威によって取り上げられる/notと言う意味でしかなかった. *異論は坂本真綾*less than a minute ago via YoruFukurou

”そもそも文系的なフィールドで言う「よい/わるい」は「権威によって取り上げられる/not」と言う意味でしかなかった.”

バスキアキース・へリングアンディ・ウォーホルに評価されなければここまで有名になることはなかったかもしれない。NYのクラブに頻繁に出入りしネットワークを育て、MoMAの前などで作品を売っていた、すべては彼の政治力の賜物。

いくら素晴らしい作品を作ったとしても、それが多くの人の目にふれなければ、存在しないも同然なのである。
(まるで山中に咲く花。山に登らなければそこに咲いているのかすら知り得ない。)
多くの人にその存在を知らせるために、権威という拡声器をつかうことは効果的なのだ。しかも、聴衆の多くはセンスを権威に委ねてしまっているので「あの人が言うのだから本当だろう/あの人が賞賛するのだから間違いないだろう」ということも起きてしまう。ぐぬぬ

結局どこにいても政治できないと詰みますね.ギョエー

ということになってしまうのである。ギョエー

@crosse webで個人が発信するレベルが上がって来てなんとかそれで取り上げられる才能も多くなったが,情報のハブとなった機関や人は最終的に権威化するので,人間は「個人」がひとりひとり権威化するまでこのプロセスを何らかの形で繰り返すしかない. *異論は坂本真綾*less than a minute ago via YoruFukurou

webメディアの発達によってお手軽に個人が情報発信できるようになった。可能性は広がったようにみえるが、ネットの海にはあらゆる情報があふれかえっている。その海の中から情報受信者は主体的に情報を選別して受信しなくてはならない。
人の時間は有限なので、ハブとなるメディアや機関に情報の選別基準をある程度 頼ってしまう。そしてここでもなんとなく権威化は起こる…orz
多様性を受け入れるほどコストはかけられないから単純化しますよ、ということだ。

いかに日常を積重ね無意識下に浸透するか

まずはじめに、
正しいという感覚を生み出すのは、単に「どれだけ長くその世界にいたか」ということだけである。
「A」が人々から肯定的な承認を得るには、「A」の存在を日常の無意識下にまで浸透させる必要がある。震災後リピートで流されるACのCMが、なにかしらの影響を多くの人に与えているように。
「個人」が影響力を持つためには” 権威化に到達するまでこのプロセスを何らかの形で繰り返すしかない.”。

政治力、体力、センス、生き残るためにはどれも必要だといえる。
これのうちどれかが不足しているのならば、大きな世界の中では 些細なこととして淘汰される可能性は十分にある。

大きな世界の中で、より輪郭をはっきりとさせて存在するために、人は人生の大半を試行錯誤しながらすごすのかもしれない。「ちゃんと欲しがる女だけ 欲しがられる女になれる」というルミネの広告キャッチコピー然り、戦略のない人間は努力の仕方を間違え失敗を重ねるうちに自信を失って埋もれてしまう。そんなとるにたらない物語がそこらじゅうに溢れている。大きな世界の中で淘汰され傷ついた人間は、自己保身のため認識する世界を縮小する行為に走ったりもする。それが、人種差別や母子密着などの悲劇を招いているとしたらとてもいたたまれない。

じゃぁ政治力鍛えてコネでのしあがればいいじゃん!?たちはだかる 政治的に有効なメタ人格矯正に伴う痛み

だれもが自分の心に正直にでいたい。あるがままの自分でいたい。生命をキラキラと輝かせていたい。しかし人間は組織に属し集団で生きる生物なので、他者の承認を必要とする。生活するためには時間を切り売りし賃金を得て食べていかなくてはならない。

他者との摩擦でこころは萎縮し表面には無数の傷がつき 気づけば輝きを失ってしまう?翳んでしまう?そうなるのが嫌で、必死にもがく。

社会環境に適応するためには嫌でも政治を行わないと生きていけないので、作り笑いだってしなきゃいけないし社交辞令だってしなければならない。自分の心とは違うことをしなければならないのだ。環境に適応した理想的な自分=”メタな人格”を作り上げるのが最も効率が良いように思えて、これは安易ではない。
もちろん、自分を損なうことなく周囲と上手くやれるコミュ充・政治強者はすくなからず存在する。心底うらやましい。

不器用な人間は、自分の口からでる心にもない言葉に自分で傷つく。自分自身を裏切ることが安易ではない真面目な人間もいる。カサつく感情、荒廃する心。
「自分に正直に生きなさい」と教えてくれた先生はもういない。正直、社会人となったいま、正直に生きていたら私は刑務所にいれられるかもしれない。

@Mekajiki 「モラルとは心情とか信条とかじゃなくて能力」同感。感情が生まれる課程はオートマティックなプロセスなので 自由はないけど、その感情の衝動をかき消すことが 私たちに残された自由だからなぁ。それがうまくいかなくて苦労しちゃうんだけどless than a minute ago via web

自分の正直な気持ち、つまり感情が生まれる課程はオートマティックなプロセスなので 自由はないけど、その感情の衝動をかき消すことが 私たちに残された自由だ。そう割り切って感情コントロールの能力を鍛える努力をしてみるのも(本人が望むならば)方法としてはありなのかもしれない。

ではどうするか?

とりあえずの仮の結論しかだせないが書いておく。

自分に嘘をついて生きることが難しい人間は

  • 権威になることを目標にする
  • 精神的に権威が無効になる環境に身を置く(またはそういった環境をつくってしまう)

しかないのではないかと思われる。
自分が権威になれば必要以上に気を遣ったりする必要はなくなりそう、もちろんなったことないので予想でしかないが。自分が権威を持った地位を手に入れるには政治力が必要=自分を偽らなければならないのでなんだか矛盾がおきている…
そういった「いつか権威を手に入れる」といった野心傍ら、例えば家庭という手の届く範囲の世界=精神的に権威が無効になる環境を避難所にして日々しなやかになる努力をしていくしかないのか?ととりあえずは思ったのだった。
組織のバイアスの下で優良な会社員を演じ、家庭では権威から解放された無重力空間で精神的に解放される。どんな神話だよってくらい実現させるのは大変そうだけれど、とりあえず到達したいヴィジョンを設定すれば努力の仕方も間違えない。(しかし、平凡で退屈で、望んでも手に入らなかったホームドラマの中だけにあるような神話だ…)
もちろん権威が無効になる環境は家庭に限定されない。

これは人によってそれぞれだとは思うので、自分の状況にあったヴィジョンを設定するしかないのだと思う。私がだしたとりあえずの答えはすごい妥協案かもしれないが、限界の人間にはこれくらいでちょうどいいかもしれない…(甘いかな?)もっとスマートな解決法があったら常時募集中だ…。
政治的にふるまえないばかりに、摩擦で心を擦り切らせ精神がボロボロになって淘汰されては元も子もない。

わたしは結局のところ「わかんないな」ととりあえず全員が思うことで健全性が担保されると思っています.

政治的センスと環境適応能力はイコールではないが、どちらも物事を動かす為に必要なことだと思う。環境に適応するための状況把握と洞察力がさらに必要になるが、状況は常に変化する水モノなので、常につかみどころのないものとして観察するくらいでよくて、必要なのは「わからないもの」として常に問いかけることなのかもしれない。

唯一無二!ムーンライダーズ

2006年にはデビュー30周年を迎えいまも現役で活躍中!
”日本最古のロックバンド”と呼ばれる ムーンラーダーズのHPがリニューアルされました!
マウスオーバーすると動きだす遊び心満載のフラッシュアニメーションが楽しい♪
ムーンライダーズの最新情報もお見逃しなく!

http://www.moonriders.net/

ムーンライダーズとは

ムーンライダーズは、はちみつぱい(1971年結成、1974年解散)を母体として
1975年に結成されたロック・バンド。
「音楽で食べていく」事を優先させるため、まず、アグネス・チャンのバックバンドを行う
ことによりバンドの経済的基盤を確立させた。
そのため「労働者代表のミュージシャン」と表現されたりもする。
メンバーそれぞれ多くのCM曲を手がけており、近年では「PlayStation」、「アロエリーナ」、
「ドコモダケ」等がある。
テクノムーブメント、サブカルチャー興隆の1980年代後半のアーティストとその客層に重なる
高学歴層から徐々に広い地盤を築き、現在もソロ活動音楽プロデューサーなどメンバー個人の
活動のほか、アルバム制作やライブ活動も精力的におこなっている。
彼らのFANにプロデューサーやアーティストが多いのも特徴。

wikipedia:ムーンライダーズ

楽曲

ムーンライダーズの楽曲にみられる、自己否定的表現は常に存在論的な、生存に関わる問いかけだ。
「死にたい」の裏側にはりついた「死にたくない」。
「粋は身を食う」また逆に「芸は身をたすく」。
清濁併せ呑む二律背反のyesとnoの回転ドアーが高速回転し、
気づいたら僕らは”こっちがわ”から”あっちがわ”へ往来しながら時間を飛び越えてる。

記憶の断片。
あの時のあのこと、を歌ったことはあっても、いま目の前にあることから生まれた歌詞はないんだよ。
例外はあるが、でもそれは非常にわかりにくくしてあって、またわかって欲しくない。
日記に書いた読めない汚い字のようにね。

***

腐乱した夢かな?それともコカインの静寂のような夢かな?
反射神経だけで三〇年音楽をやってきてしまったけれど、俺の無意識と世の中の無意識が多少ともシンクロしているのであれば、俺は生きている意味がある。しかし生きようとするのは無意味だ。
・・・歳をとって地獄に近づいていこうが、つくるものは美しいものになっていくのかもしれないよ。
コクトーが「美より速く走る」とか言ったらしい。
自分流の解釈だけど、自分がつくりだした美よりも速く走る、そこにいけたらね。
作品が世に出たら、もう振り返らないで走っていく(笑)

鈴木慶一ユリイカ2005.6掲載インタビューより抜粋)


先日(2008.12.10)の渋谷AXのライブに行ってきた。
AROUND還暦(笑)とは思えない彼らのPASSIONにものすごく元気をもらえた。
金融危機だ!もうだめた!」と慶一さん(レコード大賞受賞おめでとうございます)は笑いながら喋ってたのが印象的だった。

まるで、
「世界は絶望に満ちてる、それはごく当然なことだ。だから悲観することなんてなくて、笑えばいいんだよ」
って包み込まれたような感覚だった。

”物は壊れる、人は死ぬ、三つ数えて、目をつぶれ”

永遠の音楽少年にして,愛すべき永遠の不良中年たち。
ムーンライダーズに栄光あれ!


"マニアの受難/ムーンライダーズ the Movie" 予告編

Cool Dynamo,Right On,

髭と口紅とバルコニー オダギリジョー主演映画『転々−てんてん−』の主題歌にも採用)

Modern Lovers

Jub Up Family


おまけ:CMソング集

オープンソースの人間的本質

オープンソースとは、ソフトウェアのソースコード(人が記述したプログラムそのもの)をネット上に無償公開し、世界中の不特定多数の開発者が自由に参加できる環境を用意し、そのソフトウェアをさらに開発していく方式のことだ。

オープンソース世界では、他者に何かを強制する道具立てがまったく存在しない。「お前、これをやれ」と人に強いるための裏づけがない。経済的な取引という概念も存在しなければ、雇用関係を基盤とする組織的指示命令系統も存在しない。すべては参加者の自発性だけに委ねられて、プロジェクトが進行する。プロジェクトが成功するも失敗するも、すべて参加者の自発性次第なのだ。ならばその自発性はどこから生まれるのだろうか。


「ほとんどの人は、適切な大きさと複雑さを持ったいい問題を探しているんですよ」
「新聞にクロスワードパズルが載っているでしょう。あれですよ。見つけると解きたくなる人がいる」


世界中に知的レベルの高い人々は本当にたくさんいるが、その大半は自分で問題設定することができない。プログラマーの世界で言えば、プログラミングは好きだが何のプログラムを書けばいいかわからないという人が世界中に溢れている。成功しているオープンソース・プロジェクトは、そういう人々に対して、次から次へと「適切なサイズの問題」を供給するのだ。
(引用)http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u138.html

う〜ん。面白い!!!

人間関係もオープンソースみたいだなって思った。
「新聞に載っているクロスワードパズルを見つけると解きたくなる」っていうみたいに、出会った誰かと友達になったり恋人になったり喧嘩したりする。なんだかんだで腐れ縁・関係が長く続いてる人って「適切なサイズの問題」をお互い継続的に提示できてるんだろうね。

2D motion graphic


『想起と現在』

目をつぶって誰かを思い出す時 私もその人自身も知らない誰かがそこにいる

「記憶を構築する現在」を語ることを試みた映像詩。アルバムのコラージュアニメーション。

2006年8月制作 2D motion graphic PSD,AI,AE,FinalCutPro,使用

ターシャの庭

思い通りにいかなくて、俯いてトボトボ歩く帰り道、
ふと目に留まった草花に心を奪われた瞬間を、経験したことはないでしょうか。

人は、自分の望みを叶えるために、思う通りにことが運ぶよう努力します。
そして、自分の望んだ現実が手に入らず、うまくいかないと腹をたててふて腐れてしまう。
強引に、力ずくで自分の思うがままに人や物事をコントロールしようなんて無理なんです。
楽しみにしていたお出かけの日に、雨をふらせたからって地球に怒ったってしょうがないことです。
自然の声に耳を傾けること、そしてお互いがお互いを尊重し、愛情を与え続けること。
お互いの同意のなかに夢は叶い、心の安らぎは自然との調和のなかに生まれます。


花の美しさに魅了され、自然の調和とともに生きた女性がいました。

ターシャ・テューダーは、1915年ボストン生まれ。画家であり、作家であり、本格的な庭師であり、デザイナー兼仕立て屋であり、腕利きの料理人。

究極のナチュラルガーデンといわれ、世界中の人々の憧れの的となったターシャの庭。
3歳の時に、電話を発明したグラハム・ベルの家の庭で、黄色いバラをみた時から、庭造りは夢になりました。30万坪の荒れ果てた土地から、誰にも負けない情熱と労力を注ぎ込んで、毎年何千何百もの球根を植え続け、今の憧れの庭を創りだしたのです。


古い時代の貴重な花と、普通は雑草と呼ばれる花とが隣り合って、他にはない美しさを醸し出しています。

ただ、好きな花を一緒に植ただけ。とターシャは言っています。
でも本当は勉強を重ね、
この土地で一番美しく咲く花を選び抜いています。

「初めての植物を育てるときは必ず庭の三カ所に植えて試してみるの。その植物に一番適した場所を知るために、これが大事ね。カンタンにキレイな庭ができると思ったら大間違い。最低でも12年はかかるわね」

「私の庭は「楽園」だと思うわ モノに溢れた世の中とは別世界だもの」

「地上の楽園、そう呼んでも許してもらえるでしょ」

ターシャは、もう半世紀以上独り暮らしをしています。

「絵が仕事になって4人の子どもを育てられたのは幸せだったわ」
「夫だった人は養ってくれなかったし結局離婚してしまったし」
「それに私は人づきあいが苦手。ひとりでいるのが好きなの。わがままなのかしらね」


13歳の誕生日に、念願の牛を買ってもらったターシャ。

ターシャが雑草とみなすのは、繁殖力が強すぎて、他の植物を枯らしてしまうものだけ。
間違っても、わすれな草など、大切な野草を傷つけることのないように。
どんなに大変でも、人任せにできないのです。


「わすれな草にまつわるステキなお話があるの。黒人のお友達に教えてもらったのよ。
ある少年がわすれな草に「君はいくつ?」と尋ねるとこう答えたんですって。「わからないわ。私はただここでずっと生きてきたの」私の庭も同じ。年を重ねただけ自然に育ってきたものなの」

午後4時半。今日もお茶の支度が始まります。
ターシャはみんなにこの習慣を勧めます。
「この世界には、よく見ると不思議なもの、おもしろいもの、美しいものがいっぱいあるのよ。コマドリの声。ローズマリーの香り。流れる雲。枯れ草だって、目を楽しませてくれる。そんな小さなダイアモンドの輝きに、気づかずにいるのはもったいないでしょう?だから、ゆっくりお茶を飲んで味わうの。生きているだけでもありがたいと思えるから」


「人は物事の悪い面ばかりみようとするけどそれは間違っているわ。
この美しい世界を楽しもうとしないなんてバカげてるわ」


「せっかく芽をだしたチューリップがおそ霜にやられてしまうこともあるの。それでも植物の成長は待つ価値がある。最近の人は辛抱することを嫌うけど庭造りにも人生にも必要なものよ。それに必ずしも辛抱だけじゃないわ。待っているあいだ、ずっとわくわくしていられるのよ。シマリスが球根をたべてしまわないかハラハラしながらもね。」


「今が人生で一番幸せよ」


花屋さんがない時代、花を愛する人達は、お互い苦労して育てた苗を交換し合い、
花の種類を少しずつ増やして、寄せ植えの花壇を整えていった、といいます。
時間をかけるということは、それだけたくさんの愛情を注ぐことなのです。


「この作業はきりがないの。だから庭は一日にしてならず」


一番のコツは、「近道を探そうとしないこと」


「私もだんだん歳をとって庭仕事がきつくなってきたから、これからは庭を自然に返していこうとおもっているの。それも私らしいでしょ」



「季節は逆戻りしないでしょ?だから私も」



ターシャ・テューダーさんが亡くなられた。2008年6月18日。 享年93歳。
彼女のストイックとも言える生き様に励まされたり勇気づけられたり、人生の楽しみかたを教えてもらったり…、なにより多くの愛情を惜しみなく与え続けたターシャさんに美しさを感じる。


一年で一番多くの花が咲き乱れるこの時期
多くの花たちに見送られ、幸せな最期だったのではないでしょうか。

ありがとうターシャさん。

NHK 喜びは創りだすもの ターシャ・テューダー四季の庭 永久保存ボックス〈DVD+愛蔵本〉

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ターシャの庭

ターシャの庭